エビ目サクラエビ科サクラエビ属に属する小型のエビ
桜海老・桜蝦(サクラエビ)は、甲殻類エビ目(十脚目)サクラエビ科サクラエビ属に属する小型のエビです。また、発光器官をもつことからヒカリエビとも呼ばれています。体長は4センチメートルから5センチメートルで、2対のヒゲ(触覚)は体調の4倍近くあります。カラダ(甲殻表面)は透明で、赤い色素胞がある為、光にあたると赤色の色素が透き通ってピンク色に見えることから「桜海老」と呼ばれるようになりました。主に日本の駿河湾(静岡県)に生息しています。他のえびに比べてカルシウムをとても多く含んでいます。
現代人にお薦めの健康食品
桜海老(サクラエビ)には、現代人に不足しているカルシウム・マグネシウム・鉄・リンが豊富に含まれています。近年では、生活習慣病の原因ともなる血中のコレステロール・動脈硬化予防に効果の有るEPA(サイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)を含む事が解り、ほのかな甘みや、見た目の美しい桜色だけでなく、現代人に必要な栄養素を含む「健康食品」としても注目を集めています。
海の宝石桜えびが生息する駿河湾の特徴
日本で一番深い湾として知られる駿河湾は、暖流で1年を通して水温の変化が少なくおだやかな気候の為、海の宝石桜海老(サクラエビ)をはじめとし駿河湾にのみ生息する静生物が育ちやすい。